この記事はIOG Youtube「Atala Prism explained: a decentralized identity solution from IOG」を翻訳したものです。
Atala Prismを解説：IOGが提供する分散型IDソリューション
Eric Czuleger
Senior Content Editor, IOGs
（＊イタリック文字は私が付け足した部分です）
Atala PRISMとは、すべて分散型ID（decentralized identity）に関するものです。
Cardanoブロックチェーン上に構築されたこのSelf-Sovereign Identity（SSI）（自己主権型アイデンティティ）プラットフォームは、分散型IDと検証可能な認証情報を発行するためのコアインフラストラクチャ（基幹インフラ）を提供します。
また、信頼フレームワーク、プロトコルデザイン、およびUX（ユーザーエクスペリエンス）パターンを作成して、エコシステムの拡張を促進します。これは何を意味するのでしょうか？Atala PRISMを使用すると、世界中のどこにいても、個々のユーザーが自分のIDとデータを直接所有できるようになります。これは、学歴や地籍、医療記録や信用報告書（信用情報）など、開発者が構築したいものすべてに当てはまります。ユーザーは、安全なピアツーピア通信チャネルを通じてシームレスに情報を共有することを選択できるため、データを盗んだり売ったりしようとする人から常に保護されています。Atala PRISMを使用するInput Output Global（IOG）のビジョンは、政府、企業、イノベーターから同様に信頼され、つながった世界での信頼を可能にすることです。私たちは、Dish Telecomやエチオピアの教育省などの先駆者と提携して、顧客ロイヤリティ（顧客の信頼）に報いるだけでなく、学生が新しくより良いキャリアを築く機会を開拓するためのモビリティを生み出す革新的なソリューションを試験的に導入しています。
Atala PRISMは成長するように設計されているため、Input Output Globalは開発者を育成し、世界中の新しいユースケースやプロジェクトに対して資金提供の機会を与えています。500人以上の学生、つまり私たちがパイオニアと呼んでいる学生がPRISM SDKトレーニングプログラムを受講し、IOGはこれらのイノベーターに直接300万ドル以上のADAを提供しました。現在、80を超える開発チームが活発にプロトタイプを構築しており、20を超えるプロジェクトが今年の商用リリースに向けて準備されています。ザンビアでのNGOによる土地所有権の発行支援から、ヘルスケアや教育資格への取り組み、さらには循環型経済における分散型ID活用の模索まで、さまざまな取り組みが行われています。これらは、分散型IDとAtala PRISMで可能になることのほんの一例です。
