この記事はIOG Youtube「Sidechains explained: Cardano’s answer to scalability and interoperability」を翻訳したものです。
Eric Czuleger
Senior Content Editor, IOGs
（＊イタリック文字は私が付け足した部分です）
Input Output Global（IOG）のチームは、常に相互運用可能な未来、そして互いに語り合う織り交ぜられたブロックチェーンファミリーを信じています。それはなぜでしょうか？開発者はコードを大幅に書き換えることなく、自社の製品を可能な限り多くの人に届けることができるからです。一方、ユーザーは可能な限り幅広い選択肢を楽しむことができます。そして、イノベーションはサイロ化（独立して連携できない状態）されたものではなく、業界全体で促進されるものなのです。
IOGが6月10日にEthereum Virtual Machine（EVM）サイドチェーンアルファをリリースするのはそのためです。これにより、Solidity開発者とEthereumコミュニティのメンバーが、Cardanoブロックチェーンが提供する最高のものに自由に参加できるようになります。新しいEVMサイドチェーンは、信頼性や分散性を犠牲にすることなく、Solidityアプリケーションを実行できることを意味します。EVM環境はパーミッションレスなので、ユーザーは中央集権的な承認を必要とせずに構築することができます。その上、サイドチェーンによりCardanoブロックチェーンの環境に優しいPoS（Proof-of-Stake）コンセンサスアルゴリズムを使用することができ、技術的にも環境的にも持続可能な成長を保証されます。
サイドチェーンの最新のデプロイメント（展開）は、開発者に巨大なカルダノコミュニティとより広いブロックチェーン世界からのユーザーを引き込み、参加させる機会を提供します。サイドチェーンは、代替の開発環境を提供しながらメインネットに複雑な機能を追加することなく、カルダノのプラットフォームに新しい機能を追加する安全な方法を提供します。したがって、Cardanoブロックチェーンの強化されたセキュリティを活用して、好きなものを好きな方法で構築できます。このブロックチェーンの世界は非常に複雑であるため、シンプルにしながらも、新しい機会を提供したいと考えました。未来は相互運用可能です。だからこそ、私たちはCardanoサイドチェーンでそれを実現しています。
